がん保険とは?
がん保険は、対象疾病をがんに絞り、公的医療保険の自己負担分、および、その他の雑費を含めた損失を補償することを目的とした任意保険のことです。
日本では1974年にアメリカンファミリー生命保険会社(アフラック)が発売したのが最初で、国内の保険会社各社もがん保険のサービスをはじめ、ゆるやかながん保険の契約数の伸びを見せていました。ただ、がんの5年生存率が低かった時代には、診断されてから死亡してしまうまでの期間が現在に比べ短かったため、がんの手術・抗癌剤・放射線治療などの費用を合計しても総体的に、それほど多くの費用がかからず、また社会保険の自己負担率が、時期により0割~1割と低かったため、がん保険の必要性はそこまで高くありませんでした。
がん検診・健康診断・人間ドックなどの予防医学の普及で早期診断・早期治療が進み、また、がん治療の進歩によって5年生存率が高くなってくると、がんと診断されてから死亡してしまうまでの期間が長くなってきました。そのため、医療費が高騰し始め、医療保険の保険者である国などは保険料と自己負担率を引き上げてしまい、がん治療は個人の経済的な負担が増加する傾向が強まってしまい、今日ではがん保険の需要が高まってきました。
このような背景の中、2001年1月から規制緩和が始まり、2001年7月から全ての保険会社ががん保険を扱えるようになったことで、テレビを用いたCM戦略や価格競争が始まり、がん保険は一気に一般化した。
最近は特に、退職金や年金の低下や不景気などから、貯蓄率が低下傾向であり、病気になった際に預貯金を切り崩して対応する人よりも、がん保険に入って急な支出に耐える人が多くなって行く傾向であり、がん保険の重要性も高くなっていくものと思われます。